事務局の近況 2020年6月

 東京の様子をお伝えします。一言でいえば、一致協力してこの状況を早く収束させたい、そのためには他人に迷惑をかけてはいけないと、みんな、まったく閉じこもりの状況です。

 

3月の初めは、新型コロナウィルスの影響が、こんなにも大きくなるとは想像もできませんでした。横浜港に停泊していた豪華クルーズ船の感染状況を見ても、東京はまだ他人事であったような気がします。

 

3月初旬ころから、中国武漢からの帰国者、欧州・米国を回ってきた出張者の感染発生が報じられ、学校も休校になるなど、やや容易ならざる雰囲気が漂ってきました。そのころ、今年8月末の「まちの駅全国大会」を開催予定の新潟県見附市の実行委員会から、開催中止の知らせがありました。また、地域交流センターが事務局を務めている「全国首長連携交流会」も5月8,9日開催が会場閉鎖のため中止となり、例年ならばその準備で多忙な事務局の活動も、ほとんど休止の状態となりました。

 

 東京は、お彼岸頃はまだ油断があって、例年よりだいぶ早い桜の開花に誘われたのか、その前1週間は自粛していた人出が多くなり、月末にかけて爆発的な感染者が発生、4月7日の緊急事態宣言で一気に自粛ムードになりました。百貨店やレストランの営業も中止となり、銀座など普段はあふれんばかりであった外国人の買い物客もほとんど見当たらず、まるでゴーストタウンのようです。

 

勤めも、テレワークを生かした在宅勤務となり、いつもなら満員の通勤電車もスカスカというほどの状況です。オンラインの会議が盛んで、ネットの飲み会も人気です。住宅地では、運動不足を補うため、マスクをしてジョッギングをする人の姿が一日中見られます。子供たちも、もう3か月近く、おとなしく、課題のプリントやITを使った勉強をしています。サッカー、水泳、クラブ活動ができないので運動する姿が見えなく、ゲームの時間が増えているようです。

 

そうした状況においても、郊外のわが町の商店街は、スーパーやドラックストアー、食料、ケーキのお店、すし屋、小さな飲み屋、理美容店など、必死の感染対策をほどこしながらお店を維持しております。きっと、全国の「まちの駅」の仲間も、知恵を出し合って必死に頑張っているのではないかと思っております。事務局としては、ぜひ、その姿を、みなさんにお伝えしよう、こういう時こそ知恵を出し合って励ましあっていこうと活動を始めました。集まった情報をホームページにどんどん掲載し、また、ZOOMを利用したオンライン会議でも情報・意見交換しながら、良いアイデアは即実行したいと思っております。

 

  ゴールデンウィークが明けて、東京もだいぶ活動が戻ってきました。東京、大阪などを除いて経済活動の再開宣言も出されました。早い終息を望みながら、「まちの駅」ネットワークの活動に頑張りますので、ご指導、ご協力のほどよろしくお願いいたします。